一般に体内時計と呼ばれる機関は脳の中心部に存在すると考えられています。ほぼ24時間周期で体温や自律神経の調節、ホルモンの分泌などの体内の環境を昼夜にわたり変化する環境に応じて変化させる機能があります。例えば体温を朝は低く、日中にかけて上昇させ夜にはまた低くする機能があります。体温は体調に大きく関わりますから、体内時計が刻むリズムで体調は大きく変化しているのでしょう。そのため、体時計が狂ってしまうと体内環境にもまた狂いが生じ、体調にも悪影響を及ぼすことでしょう。

睡眠時間だけでなく体内時計は朝の光を浴びることで調整されることが知られています。朝起き上がる時に太陽光を浴びることは効果的ですが、体内時計は朝を感じ取ってからおおよそ16時間後に眠気を誘うようなリズムとなっています。そのため、起床時間が異なると、この16時間後も異なってしまうので、眠気を感じる時間も毎日異なることでしょう。就寝時間の調整では体内時計がうまく調節できないことがご理解いただけると思います。

また、近年の研究では体内時計の狂いが、日々の体調の変化のみならず長期にわたる生活習慣病や高血圧、肥満などの各種の病気を引き起こす可能性を高めることが知られるようになりました。体内時計の乱れが日々の不調だけでなく、重大な病症を招いてしまうかもしれません。病気だけでなく、関節や筋などの痛みの発症や再発にもつながるでしょう。いちど体内時計が正確でなくなってしまうと時計を正常に戻すのに少なくとも1週間から10日間ほどかかるように感じます。体内時計の維持は日々の生活での意識にかかっているのでしょう。

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